六本木ヒルズは停電しない
六本木ヒルズが停電しない施設として注目されています。六本木ヒルズは都市ガスによる自家発電で電気を賄っているからです。その上、入居者の省エネ意識も高まり、15%の節電を続け、余剰電力を東京電力に融通したほどです。六本木ヒルズは都心の電力を考える上で大きな影響を与えそうです。
六本木ヒルズを運営する森ビルは、災害に強い施設を目指し、約100億円かけて地下にガスタービン式発電機を設置しています。燃料は都市ガス。この自家発電により、約2万人が働くオフィスや店舗、ホテルと約2000人が暮らす住宅の電気を賄っています。
また、六本木ヒルズの電力は三重の備えで安定供給されています。都市ガスの供給がストップすれば、東京電力の電気、東京電力が停電になれば、灯油による非常用発電。
六本木ヒルズといえば、高級、賃料も高いというイメージですが、価格にみあった設備で安定したサービスを提供しているんですね。
これまでの日本は災害も多いが災害にも強い、また、電気・ガス・水道といったライフラインも止まらない、あるいは早期復旧というのが誇れる部分でもありましたが、東日本大震災、福島原発事故により安全神話が崩壊しました。
これからの電力需要をどう賄うか、原発をどうするのかという議論の中には、電気を消費する都市部と電気を供給する発電立地の思惑が入り乱れていました。
六本木ヒルズの自家発電はこれまでの考え方を大きく変えるかもしれません。工場だけでなく、オフィスビルやマンションにも自家発電施設という考え方。これからの東京など都市部の再開発・電力政策・電源開発に大きな影響を与えそうです。
<節電の街>「停電しない施設」六本木ヒルズに注目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000035-mai-soci