脳トレ、火を使うと人間らしい脳が育つ?子供の脳の育て方
脳トレの提唱者である川島隆太・東北大教授と大阪ガスが、「火を使うと人間らしい脳が育つ」という仮説に基づいて、「火育(ひいく)」という体験教室で実験を行っているそうです。一般家庭で火を使う場面といえば、今では調理くらいしかありませんが、電化住宅やらIHクッキングヒーターに押され、火を使えない子供も増えているのではないでしょうか。大阪ガスが参加していることで、うがった見方もあるかもしれませんが、火の影響は大きいと思いますよ。
火育の体験教室は、仙台市などで行われているようです。七輪で秋刀魚を焼く子供の頭に近赤外線装置をつけて、脳の血流を計測したそうです。すると、火を扱っている時には、脳の中で意思疎通をつかさどる部分が活発化していることが分かったそうです。大阪ガスさんにとっては、「火を使うと人間らしい脳が育つ」という仮説に近づくよい結果がでたようです。
大阪ガス本社でも親子料理教室を開き、料理講習会の中だけでなく、家庭でも親子でいっしょに料理をして記録をつけてもらっているそうです。火を扱うことで人間の本能的な部分が刺激されるんじゃないかと思いますね。危険を回避するために注意したり集中したりすることが脳によい刺激を与えているようです。
調理をすることは、高齢者の実験でも、会話などを制御する脳の前頭前野が活性化するほか思考力も向上することが確認されているそうです。まず、調理という行為そのものが、人間の脳のあらゆる機能を総動員するのかもしれません。出来上がる時間から逆算した調理スケジュールや段取りを考えることであったり、材料や調味料を組み合わせて、狙った味を出す創造力だとか。そこに、火の刺激が加わり脳の活性化の効果を高めるような気がします。
子供の能力の開発とい点で考えれば、親子で会話しながら調理を行うということが、まず子供によい影響を与えると思います。そこに調理の火が加わると本能が刺激され集中力が増すのではないでしょうか。また、炎には人のこころを穏やかにする力がありますよね。遠赤外線で体の芯から温まるとともに、炎を見ているだけでこころが落ち着きます。
小学生の頃は、みんなで並んで登校していましたが、新築住宅を建てている大工さんなどが朝、あまった木っ端で焚き火をしていたりして、みんなで当たったものです。火は、情操教育にも役立っていたのではないかと思います。炎には不思議な力があるようです。人間の本能を刺激することは能力開発でも大切だと思います。
大阪ガス
東北大学 川島隆太教授との共同研究~脳を育て、親子の絆を深める?!~火育(ひいく)クッキングコミュニケーション実験を開始します。
毎日新聞
雑記帳:調理中の脳はどう動く 仙台市などで実験
憂楽帳:火育
日経ネット
子供の脳「火育」で活性化 大ガス、東北大と実験