ひとりめし、ひとりごはん

ひとりめしひとりごはんというテーマのグルメガイドブックがこの春2冊出版され、どちらも話題になっているようです。
1冊は「東京ひとりめし」、もう1冊は「〈東京〉ひとりで行ける上質ごはん」。
晩婚化、独身者が増えてきているのに、一人で外食するときのガイドブックはあまり見かけないようです。
ひとりめしは、「寂しい」という固定観念があったのでしょうか。
ひとりめしは寂しいというより、お店に気軽に入れるのかな?という不安の方が大きかったと思います。
一人でも居心地のいいお店で、美味しく食事をしたいと思っていたひとには待望の1冊ではないでしょうか。

ひとりでお店に入って食事ができる。
これは、ある意味オトナのように感じていました。

飲み屋さんであれば、カウンター主体であったり、カウンターだけのお店もあるので、ちょっと勇気を振り絞れば、入ることはできました。
でも、実際は、その勇気がなかなかないんですよね。
友達といったり、上司に連れて行ってもらったりして、何回か通ううちに顔なじみになって、ひとりでもお店に行けるようになるといった感じでしょうか。

晩酌をする人は、居酒屋さんなどで食事というのもあるかもしれませんが、普段はひとりでも落ち着いて食事ができるところが知りたかったです。
一人で入れるといったら、吉野家などのどんぶりやラーメン、うどん、蕎麦屋さん、あとは喫茶店か。
どうしてもメニューが限られてしまうし、お店の雰囲気も偏ってしまいます。

「東京ひとりめし」と「東京 ひとりで行ける上質ごはん」は、予算によって使い分けられるのかな。
「東京ひとりめし」は1000円台のお店も載っているし、「東京 ひとりで行ける上質ごはん」は予算3000円。
普段の食事と自分へのご褒美で使い分けられそうです。

そして、2冊とも「めし」「ごはん」という言葉を使っているところに大きな特徴がありますね。
グルメガイドとかレストランガイドみたいなタイトルじゃないですね。
「めし」「ごはん」には、家庭的な暖かさがあります。

一人でも暖かい雰囲気の中で食事ができるお店というところが人気の秘密であり、多くの人が求めていたことなのでしょうか。

独身者がひとりで外食する機会が増えれば、出会いの機会も増えそうですね。
ただ単に食事をするというより、居心地のいい空間でおいしいご飯を食べたいということだから、そこで出会う人には共通の価値観があるかもしれません。

そこまで期待しなくても、ひとりでおいしく食事ができる場所が増えれば、うれしいですね。


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