コエンザイムQ10と老人性難聴予防
コエンザイムQ10に老人性難聴予防の効果があることが東京大学などの研究で明らかになったようです。今回の特筆すべき点は、市販されているコエンザイムQ10サプリメントで確認されたこと。
コエンザイムQ10と老人性難聴予防の関係、今までの研究結果ニュースとは具体性が違いますね。これまでも各種成分の健康効果に関する実験結果などが発表されていましたが、既に商品になっているものでの発表というのは少なかったように思います。大抵は「医薬品などへの応用が期待される」みたいな感じではなかったでしょうか。
東京大学などが研究していたのは、老人性難聴の原因を突き止めることから始まっています。老人性難聴は、年を取るにつれて耳が遠くなる症状です。この原因が耳の奥の「内耳」にある感覚器の細胞が遺伝子の働きで死滅して起きることが分かったそうです。
老人性難聴の原因となる遺伝子の働きを抑えると、マウス実験では聴力がほとんど低下しないことが確認されました。そして次に行われたのが、17種類の抗酸化物質をエサにまぜてマウスに与え、老人性難聴の原因となる遺伝子の働きを抑えることができるかを実験しました。
その結果、『栄養補助食品(サプリメント)として市販されているコエンザイムQ10など3種類が難聴予防に効果がある』ことが確認されました。この『栄養補助食品(サプリメント)として市販されているコエンザイムQ10』というところがこのニュースの最大のポイントです。
コエンザイムQ10というと既に成熟したサプリメントの成分かと思いきや、抗酸化作用によって、老化に起因するいろいろな症状や病気に効果があることがこれからも発見されそうですね。どちらかというとアンチエイジングや美容の成分のように思われがちな成分ですが、疲労回復にも効果があるというし、健康のために見直したい成分ですね。
ただ、読売新聞のこのニュース。市販のサプリメントの名前が掲載されていません。話題になっているからすぐにほかのニュースでも紹介されたり、関連メーカーの株価が上昇してすぐに明らかになるでしょうね。
関連ニュース:
コエンザイムQ10で老人性難聴予防?東大などメカ解明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091114-00000926-yom-sci