コンタクトレンズ消毒液 アカントアメーバ角膜炎

ソフトコンタクトレンズ消毒液「MPS」利用者に「アカントアメーバ角膜炎」という感染症が多発しているという衝撃的なニュースがありました。国民生活センターが注意を促しています。

「アカントアメーバ角膜炎」の症状は、強い眼痛が特徴とされ、失明の危険性もあるそうです。「アカントアメーバ角膜炎」と診断された患者さんのひとりは、「洗浄液の殺菌力が不十分だったのでは」といわれたそうです。「アカントアメーバ角膜炎」はソフトコンタクトレンズを使用する若者らに近年増加しているようです。

そこで、国民生活センターは、マルチパーパスソリューション(MPS)タイプの8社8商品を日本コンタクトレンズ学会にテスト依頼しました。その結果、過酸化水素タイプやヨードタイプの消毒液と同等の効果があったのは2商品だけだったということが分かりました。

マルチパーパスソリューション(MPS)タイプは、洗浄や消毒を一括して行えるタイプの消毒剤で、ソフトコンタクトレンズ使用者7割以上が使っているそうです。

今回の結果に対して、「MPSの試験・評価方法は確定しておらず、今回の結果だけを見て効果がないと判断しないでほしい」というメーカーもあるようですが、メーカーなども消毒剤を使う際には「清潔な手でこすり洗いすることが重要だ」と話しているところもあるようです。

日本コンタクトレンズ協会も「こすり洗いとか、すすぎとか 、これをきちんとやることが大事」と話しています。

この結果を受け、国民生活センターは消費者庁に対し、業界への指導を徹底するよう要望、消費者庁は、厚生労働省に対し「アカントアメーバに対する消毒剤の効果の衛生基準」作りを求めています。

今回のテストでは、8商品のうち2商品が過酸化水素などと同等効果があるとされたわけですが、レンズケースに消毒液をつぎ足して使うと8商品とも消毒効果が低くなったようです。ソフトコンタクトレンズ消毒液の効果を過信せず、正しい使い方をすることが大切です。

マルチパーパスソリューション(MPS)タイプのソフトコンタクトレンズ消毒液は手軽さが売りだったと思うのですが、こういう結果が出てしまうと、使い捨てコンタクトレンズに変える人も増えてくるかもしれませんね。

関連情報:
国民生活センター
ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能-使用実態調査も踏まえて-
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20091216_1.html

関連ニュース:
コンタクト消毒液に「効果小さい製品も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00001157-yom-soci
<コンタクトレンズ>MPSタイプの一部消毒液、効果不十分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000074-mai-soci
ソフトコンタクト利用者に感染症広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20091216/20091216-00000066-jnn-soci.html


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