日本経済新聞 電子版(ネット新聞、愛称:Web刊)

日本経済新聞社が「日本経済新聞 電子版」(愛称:Web刊)という本格的なネット新聞を3月23日に創刊するそうです。月額4000円という価格設定ですが、10年後を見据えた取り組みとか。

「日本経済新聞 電子版」は「NIKKEI NET」をリニューアルする形で創刊されます。利用者は「無料非会員」「無料会員」「有料」の3段階に分かれ、情報が提供されます。有料会員になると日経新聞の全記事がWebで読めます。4000円という価格設定は、Web版だけを購読する会員の価格ということになります。紙の日経新聞を購読している場合には、プラス1000円で利用できるとのこと。

日経では、「良質なコンテンツはタダではない」ということと「紙の新聞の部数に影響を与えないこと」を考えた価格設定をしているようです。

アップルのiPad(アイパッド)やアマゾンのKindle(キンドル)など電子ブックリーダーが次々に登場し、話題になっています。紙をめくるように読めるということで海外では大手新聞社もニュース記事の有料コンテンツへの移行として期待しているようです。日本ではまず、日本経済新聞社が本格的に動きだしたということでしょうか。

ただ、現段階では日経新聞がまるごとWebで読めるといっても、Webだけで新聞を全て読むのは、目の疲労など、読み易さの面で辛いかもしれませんね。

日経の方も話しておられますが、紙と電子版を使い分けるのが上手な利用方法となりそうです。短時間で多くのニュースをチェックするのは、紙の新聞でフォトリーディングのような感じでイメージでとらえるのがいいですよね。そして、気になった記事をじっくり読む。情報として整理するときには、電子版がいいですね。

ニュースは大手ポータルサイトでヘッドラインやトピックスが無料で公開されていますが、掲載されている期間が限られています。過去記事を検索できる新聞データベースは役に立ちます。現在でも主要新聞各紙を横断検索して記事を購入できるサービスがありますよね。それらのサービスとの違いを出していくところもこれからの課題となるでしょうか。

「日本経済新聞 電子版」では、新聞のレイアウトそのままに読める機能などを提供されるそうです。小さな字を読みにくいと感じているかたには電子版で文字の大きさなどを自分の読みやすい大きさに変えられたら便利でしょうね。ユニバーサルデザインという観点でもあらゆる紙のメディアが電子版も併用するといいかもしれません。

新聞の電子版ということで言えば、全国のあらゆるニュースを調べたいという需要もあると思います。日経新聞でも全国ニュースだけではなく、地域ごとに地元のニュースも掲載されていますよね。各地方版にしか掲載されていない記事が全国どこからでも検索・閲覧できるようになれば、地方の中小企業やベンチャー企業にとっても大きなビジネスチャンスとなりそうです。

関連ニュース:
日経を丸ごと読める「Web刊」、単体月額4000円で 「良質な情報はタダではない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100224-00000054-zdn_n-sci


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