投信(投資信託) 長期運用の新商品で成長企業を支援

投信投資信託)で、長期的な資産運用で企業の成長を支えようという新商品が注目されています。経済の冷え込みによって、株価が低迷するなか、投信業界も苦境に立たされています。去年は、外国人投資家が離れていた一方で、個人投資家の証券会社やFXの口座開設が大幅に増えました。FXの資料請求の申し込みが急増したことも話題になりました。ただ、現状の個人投資家の行動では、企業の資金市場を支えるのは難しそうです。そんな中、新たな試みを始める投信会社が現れました。

読売新聞の記事で紹介されていたのは、『コモンズ投信』と『ユニオン投信』です。どちらも長期投信の商品開発に積極的です。

『コモンズ投信』は、「コモンズ30ファンド」という運用期間30年の投信を発売します。
「コモンズ30ファンド」の特徴は、
・30年目線の超長期投資
・30銘柄程度の厳選投資
・経営理念や企業文化(DNA)などの組織資産、 人的資産、顧客資産も評価
・企業との友好的な双方的対話を重視
・月額3,000円からの「つみたてプラン」と1口1万円の「スポット購入」

個人投資家の口座開設が増えたのも、株価低迷期に安く買って、短期的な利ざや稼ぎを目的としている方が多いように思われています。
このような状況では、成長する企業に資金が回らず、投資した資金が企業の発展に貢献していないと考え、「コモンズ30ファンド」という商品開発になったようです。

『ユニオン投信』は、はたらく仲間と家族、地域発展を願って、セイコーエプソンの労働組合が100%出資して、設立した会社です。背景には、税金も社会保険料も給料から天引きされキッチリ納めているのに、高齢化社会への対応の遅れなど年金や行政への不信感と組合員の将来への不安があるようです。

行政や企業経営者の対応を待つのではなく、組合員が積極的に投資し、その資金でお金の流れを変えようと考えているようです。
「ユニオンファンド」の特徴は、
・株式に特化
・グローバル投資
・「複数のファンド」に投資する『ファンド・オブ・ファンズ』
・「アクティブ」ファンドに投資
「長期投資」の考え方が確立・実践されており、相対的パフォーマンスが良好なファンドを厳選しているそうです。

国の経済に対する緊急支援は、短期的で選挙対策など目先のものになることも考えられますが、資産運用の投資では、将来の生活環境やライフスタイルの変化を見据えて、成長企業に期待したいものです。

参考:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
投信に新風 30年運用や労組設立


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