ベーシックインカムとは

ベーシックインカムの導入に関する話題を最近よく見聞きするようになりました。ベーシックインカムとは、直訳すると基本所得となるようですが、最低限所得保障を実現する仕組みのひとつとして議論されています。ベーシックインカムでは、全ての国民に対して、毎月最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で支給するという構想です。資本主義とは異なる発想のようで様々な議論がありますが、現実的には今の日本においては、社会保障制度が破綻状態にあり、話題に上ることが多くなってきているようです。

ベーシックインカムは定額給付金が定期的に行われるという見方もできるのでしょうか、ばら撒きと反対する意見も多いようです。無条件に給付ということなので、就労の意志の無い人への給付やや働かなくなるといったことに対して反対意見があるようです。

現在の日本では、生活保護制度で国民の最低限の生活を保障することになっていますが、不正受給や、ワーキングプアと呼ばれる生活保護で支給される金額以下の所得しかないといった逆転現象が問題になっています。

ベーシックインカムを支持する人の意見では、働く意欲は保たれるとの事。ベーシックインカムの支給額としてはひとり当たり、5万円~8万円程度で議論されているようです。この金額であれば、最低限の生活は保障されるけど、より豊かな暮らしをしようと思えば、働いて稼ぐほうが得という発想になり、働く意欲は保たれると言われています。

最低限生活するための収入を確保するためには、最低賃金の引き上げも議論されています。しかし、最低賃金の引き上げをすると、中小零細企業の中には大きな打撃を受けるところがあり、工場などは海外移転、国内廃業みたいなことになって、雇用自体が減ることも懸念されています。

ベーシックインカムを導入すれば、雇用も維持され、煩雑は生活保護の申請手続きも省くことができます。自分が何十年も払い続けた年金より生活保護の支給額の方が高いといった矛盾も解消されるようです。

また、ベーシックインカムが導入されれば、仕事の偏りも緩和されるのではないでしょうか。例えば、介護職や農林水産業など、収入が低い、所得が安定しないといことで、別の仕事に変えるということもなくなるだろうし、選挙などのたびに大きく取り上げられる農家の所得保障など農業政策もシンプルになり、その結果、食料自給率の向上につながることも期待できます。

また、ベーシックインカムの支給は全国民に対して行われるので、給料が低いあるいは、雇用が不安定だから結婚できない、子供を持てない問題も緩和され、少子化対策としても有効に思われます。

関連ニュース
「ベーシックインカム」~就労を問わない大胆な「所得保証」とは?
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091019/189431/
発想法としての「ベーシックインカム的」
http://diamond.jp/series/yamazaki_econo/10097/


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